時々ふとしたときに、悲しくなったり、不安におそわれたり、生きづらさを感じた経験はありませんか?
どうしたらよいかわからなくて、ネットなどで調べていたら「カウンセリング」という言葉を目にしたことはありませんか?
「カウンセリングってどんな効果があるんだろう」
「どれくらいの期間で効果が出るのかな」
「どれくらいの料金で受けれるんだろうか」
気になるけれど、効果や期間、料金がわからなくてカウンセリングに対してためらっている方もいるかもしれません。
そこで、今回は
- カウンセリングの効果
- カウンセリングにかかる期間
- カウンセリング料金
- カウンセリングの効果的な受け方
についてご紹介していきます!
カウンセリングを無理なく効果的に受けていくことで、悩みや不安を解決して、自分に自信のある毎日を送っていけるようになっていきませんか?
カウンセリングに効果はある?
カウンセリングとは、心理カウンセラーなどの専門家が提供する心理的援助のことです。
相談者が抱えている困難を克服し、自分の特徴を生かして自発的に生活できるようになることを目的としています。
その治療期間の過程で、自己肯定感が高まったり、自分が抱えていた問題を整理できたり、自分なりの生き方を見つけられるという効果が発揮されていきます。
これらの効果がすべてあらわれるには、大きく分けて3つの段階があります。
① 気持ちを吐き出す
カウンセリングを受ける前は、自分自身が何に対して傷ついているかわからない方も多いものです。
だからこそ、まずは何も考えずに思いつくままに気持ちを吐き出していきましょう。
そうすることで「スッキリした」「自分の気持ちをわかってもらえた」「抱えていたものを下ろせた」といった効果を得ることができます。
② 自分の感情を整理する
カウンセリングは、第三者に自分自身のことを話すことで自分に起きた事柄や感情を整理することができるという効果があります。
自分自身を客観視することができるようになることで、今まで自分が陥っていた考え、行動、思考の癖や行動パターンを把握することができます。
③ 自分なりの生き方を見つける
例えば、カウンセリング期間で自分の感情を整理できたとして、その後の対人関係の問題が全くなくなるということはないでしょう。
そのため、相談者は今までの考え方、行動を変えるためにカウンセラーからアドバイスを受けていきます。
そうすることで今後何に気を付けて何を大切にしたら良いか、次に問題が発生したらどう対処したら良いか、わかるようになり、対人関係に効果が出てくるのです。
カウンセリングを受け終わった時には「これまでと違う日々」「こんなに穏やかな生活を送れるとは思ってもみなかった」という気持ちが、効果としてあらわれてきます。
カウンセリングの効果を感じる期間はいつから?
では、そのような効果を感じられるにはどれくらいの期間、カウンセリングを受けたら良いのでしょうか。
カウンセリングの効果が発揮されるまでにかかる期間は、その方の抱えている課題や症状、受け取り方にも左右されるものなので、「期間はその人による」という答えが一番正しいものです。
ただし、残念ながら1日~2日という短期間で終わるものではありません。
短期間でも半月、長期間であれば数年単位かかってしまう方もいるんです。
また、通う頻度もその症状によりまちまち。
どれくらいの回数、期間がかかるかに対して、次のように述べている専門家もいます。
人によって全く違うのですが、とりあえず10回通っていただくとかなり様子がわかりますし、場合によってはかなり効果も感じられます。そして20回通っていただければ、ある程度効果が実感できるはずです。
出典:https://www.seijooffice.com/
なぜ、期間がこんなにもかかるというとカウンセリングの効果でも述べた通り、カウンセリングは自分自身の思考の癖や行動パターンなどを理解し、改善していくものだからです。
ダイエットに例えるならば、理想の体型にしていくには1日~2日といった短期間では実現することは難しいですよね?
あなたの体質や食生活なども考慮してダイエットを進めることで、あなたの望む効果が発揮されるものです。
ただ、「●●までに、何とか自分を変えたいのに…!」という期間の制限がある方もいるかもしれません。
その場合はカウンセリング初回にその旨をカウンセラーに伝えておくと、あなたの症状なども考慮したプランで治療期間を組み立ててくれることもあります。
ですが、せっかくの自分自身と向き合う大切な期間です。
「生きづらい感覚がなくなった」「自分はもう大丈夫」といった気持ちになるまで、期間に制限を設けずに受診することをおすすめします。
カウンセリング内容や料金を解説!
では、実際にカウンセリングとはどのように行っていくのでしょうか。
より踏み込んでカウンセリング内容や料金についてご説明していきましょう。
カウンセリングの内容
あなたの症状によって適しているカウンセリング内容が異なりますので、最初はカウンセラーがあなたの状況をヒアリングをして症状にあった方法を提案します。
場合によっては薬の投与を行うこともあります。
カウンセリングの受け方もさまざまなタイプがあります。
① 個人カウンセリング
相談者とカウンセラーが1対1でカウンセリングを行う方法です。
誰にも聞かれたくない自分の気持ちを、カウンセラーだけに安心して話していくことができます。
人間関係が苦手な方には効果的な受け方ですね。
②グループカウンセリング
同じ悩みを抱えた相談者同士が5~10人ほど集まり、グループの効果を使って自分の理解や他社との関係性の構築をはかっていきます。
他の人がいる中で自分の個人的な事柄を話す難しさがある一方、同じ悩みを抱えた別の方からの発言で新たな気付きを得られる効果もあります。
③オンラインカウンセリング
最近では対面だけではなく電話やメール、最近ではzoomなどのシステムを使った方法も出てきました。
対面ではないカウンセリングは、対人恐怖症の方、なかなかカウンセリングの時間をとることが難しい方などに適しています。
対面よりも気軽に受診することができるので、「まずはカウンセリングの効果を気軽に実感したい」という方が受けてみるのも良いかもしれません。
カウンセリングの料金
カウンセリング料金は、どこでカウンセリングを受けるかによっても変わってきます。
カウンセリングを受診できる場所は大きく分けて3つです。
- 心療内科、精神内科等による保険診療
- 自由診療
- カウンセラーによるカウンセリング
上記のうち「保険診療」には保険が適用されますが、それ以外の2つは通常保険がきかないため自己負担となります。
通常保険がきかない場合、症状や診療内容によっても異なりますが、1回で10,000円前後かかるところが多くあります。
場所によっては交通費もかかってきますよね。
心理検査等のテストなどを受ける場合は、さらに料金が上がっていきます。
また、カウンセリングは1~2回といった短期間では根本的な解決にはつながらないものとお伝えしてきました。
そのため効果を出していくには、1年、2年と長期間継続して通う必要があるため、より出費は高まっていくでしょう。
効果を出していくことはもちろん大切ですが、まずは無理のない期間・金額で治療を進めていくことが必要です。
自分自身のふところ状況もカウンセラーに相談することもできるので、自分に合った期間・金額で進めていきましょう。
オンラインカウンセリングの場合は、診療機関によって少し価格が安く設定されているところが多いようです。
メールでのカウンセリングなどは1ヶ月で●●円といった、期間ごとのプランも設定されています。
症状がひどい最初の期間は対面、症状がおさまってからの期間は電話、メール、オンラインカウンセリングなどに切り替えてみても良いかもしれませんね。
カウンセリングの効果的な受け方や心得
期間が長引けば長引くほど、カウンセリングには料金がかかってきそうです。
できることならば、最短期間のカウンセリングで最大限の効果が発揮されてほしいですよね?
そのためには「相談者の気持ち」「カウンセラーとの相性」がポイントになってきます。
①相談者の気持ち
カウンセリングは、相談者の「良くなりたい」という気持ちが大きくカウンセリング効果にかかわってきます。
カウンセリングに自発的に取り組むことができなければ、効果は半減、むしろそれ以下になってしまうこともあるんです。
最初は自分自身の内面と向き合うことで辛かったり悲しくなったりと、気持ちが揺れ動くかもしれません。
「良くなりたい」という目的をしっかりと決めないままカウンセリングを継続してしまうと、何のためにこんなに時間やお金をかけているのか、わからなくなることもあるでしょう。
そうならないよう、何を解決したいかという「目的」、どのような姿になりたいかという「目標」を決めて進めていくと、迷いがなくなります。
「カウンセリングは効果がある」と考えていた方が、カウンセリング期間中の効果が発揮されやすくなります。
カウンセリングの効果を信じて自分が生き生きと生活している姿を思い描きながら、カウンセリングを進めていきましょう。
②カウンセラーとの相性
カウンセリングでは、自分が普段話さないプライベートなことや、自分でも気づいていなかった心の奥深くにある気持ちをカウンセラーに打ち明けていく必要があります。
自分の内面を、あまりよく知らない第三者にさらけ出していくって怖いですよね。
だからこそ、カウンセラーとの相性や信頼関係は何よりも大切なんです。
カウンセラーは相談者の気持ちを重視し、相談者の話に耳を傾けることが仕事。
相談者が「自然と自分の話をしていた」「このカウンセラーであればもっと聞いてほしい」という形になることが理想的な関係性です。
仮に自分の心の内を話せないカウンセラーとカウンセリングを続けていくとしたら、信頼関係を築くこともできず、期間やお金だけが無駄にかかってしまいます。
そもそも話すことがストレスにつながってしまう相手では、カウンセリング期間が逆効果になってしまう場合もあります。
カウンセラーの知識や経験、ノウハウはもちろん、相性の良さも確かめながらカウンセリングを受けていくと、より効果的に受診できるでしょう。
カウンセリング効果を感じる期間はいつから?回数や心得を紹介!まとめ
今回はカウンセリング効果を感じる期間や効果、心得などをご紹介しましたが、いかがでしたか?
人によって異なりますが、症状に合った期間、じっくり自分と向き合うことで効果が発揮されやすいことがわかりましたね。
もし、いま生きづらさを感じているようであれば、まずは短期間でも気軽に受診してみることをおすすめします!
コメント