カウンセリング意味はない?しんどい、やめたい時の対処法

こころのケアの一環で使用されている「カウンセリング」

今では学校や会社に専属のカウンセラーがいるほど、こころの問題に対して関わっていく時代になってきました。

もしかしたら、カウンセリングを実際に受けたことがある方もいるかもしれません。

 

そんな時に、こんな不安・悩みを感じたことはありませんでしたか?

 

「ただ話を聞いてもらっているだけで全然変わらない。意味がない」

「受けててしんどい…本当に意味はあるの?」

「もうカウンセリングをやめたい…」

 

今回は、そういったカウンセリングに対して「意味がない」とネガティブな気持ちを持ってしまった方へ

  • カウンセリングの意味はないケース
  • カウンセリングをしんどい、やめたいと思ってしまう理由
  • カウンセリングがしんどい時の対処法
  • カウンセリングの効果的な受け方

についてご紹介していきます。

 

これを見ることで、カウンセリングを受ける意味やカウンセリングへの視点が変わり、前向きにカウンセリングを捉えることができるようになるでしょう!

 

目次

カウンセリングの意味はないケースは?

そもそもカウンセリングを受けても効果が発揮されない、意味のないケースが2つあります。

  • カウンセリングを受けるタイミング
  • カウンセリングを受ける姿勢

この2つが、カウンセリングが意味のないケースにどのように結びつくのでしょうか。

詳しくご説明していきましょう!

 

カウンセリングを受けるタイミング

まず、カウンセリングを受けるタイミングにより、意味がない場合があります。

それは「カウンセリングに行きたくない時」。

 

「行きたくないのであれば、行かなければ良いのでは?」

と思う方もいるかもしれませんね。

 

例えば、こんな経験をしたことはありませんか?

大量の宿題を出された時「早く着手したほうが良い」と頭ではわかっていても、心の中では「やりたくない…」と思っていたことだとか。

 

「周りから言われたから、カウンセリングに行かなければ…」と思っていても心がそれを拒否している場合、受ける意味がなくなってしまいます。

なぜならカウンセリングは自分が生きやすくなるための方法。

なのに、通うこと自体が苦痛になってしまうようであればカウンセリングを受けること自体が意味がないもの、行き過ぎると逆効果になってしまうからです。

 

そういった時は焦らず、カウンセリングに行きたいと思えるまで、自分の心を待ってみましょう。

 

カウンセリングを受ける姿勢

また、相談者がカウンセリングを受ける姿勢が受け身であるほど、意味がなくなるケースがあります。

自分の問題ごとであるのに「カウンセラーに何とかしてもらおう」という姿勢でいると、意味がないものになってしまうんです。

逆にカウンセリングを受けても無駄になるような方は
最初から態度や所作から横柄ですからすぐわかります。

自分の事なのに横着で無頓着ですから
人に何とかしてもらおうと考えてるだけで
自分から何とかしようとは思ってません。(本人は無意識)

まずそこに気づけなければ、私が何を言ったところで受け付けませんし
そのような状態でカウンセリングを受けても無意味だろうと感じるので
お金も無駄にするわけにはいきませんから無理にはオススメしないのです。

自分に無頓着とは自分が抱える悩みにも無頓着だという事。
こういった部分の意識改革を自分からしていかないと
誰が何を言ってもいつまで経っても変わる事はありません。

それは自分の問題を自分の問題だと思ってないから。

出典:https://mbp-japan.com/

カウンセラーはあくまで、相談者が自分の気持ちを楽にしていくためのサポーターにすぎません。

カウンセラーに必要以上に寄りかかり過ぎてしまう方は、カウンセリングの意味がなくなってしまいます。

 

もちろん、カウンセリングを受けていく中でどうしてよいかわからず、カウンセラーを頼りたくなる場合もあるでしょう。

そんな時は遠慮なくカウンセラーに相談しましょう。

あなたの不安や悩みを受け取ったうえで、きちんとアドバイスをしてくれます。

 

カウンセリングをしんどい、やめたいと思ってしまう理由

カウンセリングを受けても意味がないケースをご説明してきましたが、こんなケースもあります。

最初は「カウンセリングを受けたい!」とタイミングも良く「自分の力で良くなっていくぞ!」と前向きにカウンセリングを受けていたのに、途中から「意味がないんじゃないか」「自分の力で良くなるなんて無理…」など、カウンセリング自体がしんどい、やめたいと思ってしまうケース。

 

それには下記の3点が関わってきていることが多いです。

  • 話したくないのに話さなければいけないと思うから
  • 自分の中にある辛い気持ちと向き合うから
  • カウンセラーとの相性が良くないから

この状態が続いてしまうと、意味のないカウンセリングになってしまう可能性があります。

それでは、こちらの3点がなぜしんどい・やめたいと思うケースになるか、詳しく見ていきましょう。

 

話したくないのに話さなければいけないと思うから

基本的にカウンセリングは、自分の気持ちを自分の言葉で伝えていきます。

その時に陥りやすいことが「良くなるためには話さなければいけない」という思い込みです。

 

「なにか話さないとまずいかな…」とカウンセラーの顔色をうかがう時や、自分の気持ちをうまく言葉にできない時などは、話すことを一回やめてしまっても良いのです。

無理して話すことで自分に負荷がかかってしまい、カウンセリング後にどっと疲れてしまいます。

自分の気持ちを落ち着かせるために行ったのに、逆につかれるだなんて無意味ですよね。

 

自分の気持ちを言語化することもカウンセリングで大切な要素の一つですが、一番大切なのは自分の気持ちを表現することに意味があります。

言語化せずとも自分の気持ちを表現できる、箱庭療法やアートセラピーなどがあるくらいです。

 

話せないときは話せない、とカウンセラーに伝えても良いのです。

だからこそ無理に話そうとするのではなく、自分のタイミングで良いので、ゆっくりでも話せるときに自分のペースで話してみましょう。

 

自分の中にある辛い気持ちと向き合うから

過去の出来事が相談者に影響をおよぼし、その影響で発生した相談者の行動や考え方のパターンによって現在抱えている問題・課題を引き起こしていることがほとんど。

そのため、問題・課題を乗り越えるために自分自身の内面と向き合いながら、気持ちを整理する時があります。

すると今まで自分の身を守るために意味をもたせたくなかった、自分の中の汚い気持ち、はしたない気持ち、情けなくて遠ざけたい気持ちなど、思い出すだけで辛くなる気持ちとも向き合う瞬間が来るのです。

 

その時にカウンセリングを受け続けることが辛くなってしまいますし、カウンセリングの意味がわからなくなることもあるでしょう。

 

ただし、それを乗り越えれば問題・課題をクリアできている自分に成長できています!

自分の中の良い感情・悪い感情、すべてを受け止めて、自分らしさを認めてあげましょう。

 

カウンセラーとの相性が良くないから

人と人とのやりとりなので、どうしても相性の問題が出てきます。

なにか悪いことをされたわけではないのに、何となくフィーリングが合わなかったり、合わないと感じてしまう人っていたりしませんか?

そうした「ズレ」をカウンセラーに感じてしまうと、心の底から信頼することができず、自分の気持ちを話せなくなってしまう場合があります。

 

カウンセリングは無意識に自分が抱えていた気持ちや行動パターンを、カウンセラーとの対話によって気づきを得るもの。

自分の本心を打ち明けられないカウンセリングはやめたくなるでしょうし、意味がないものになってしまいます。

 

相性の問題だけならばまだよいのですが、時にはあきれたカウンセラーが存在するのも事実です。

例えば、意味もなく相談者の言葉を否定したり、頭ごなしに決めつけたり、カウンセリングの継続を無理強いしたり。

カウンセラーとの対話で怒りが生じる時は治療の一環の可能性もあるかもしれませんが、カウンセラーの話を信じられなくなる気持ちが頻発してきたら、カウンセリング場所を変えることも視野に入れた方が良いかもしれません。

 

カウンセリングがしんどい時の対処方法

カウンセリングとは、自分の中の辛い気持ちを見つめる瞬間があるとお伝えしてきました。

ほかにも自分の考えや行動パターンなど自分が「変わる」時、人間はストレスを感じるものなんです。

 

そんな、カウンセリングを受けている時のしんどさを緩和する対処法として、

  • 無理をしない
  • しっかり休む

という2点があります。

では、これはどういった意味なのでしょうか。

 

無理をしない

まず、自分の気持ちをしっかり認め、無理をしないこと。

カウンセリングを受けている方は、頑張り屋さんが多い傾向にあります。

だから「話したいことはないけど、話さなきゃ…!」「今日はしんどくてカウンセリングに行きたくないけど、行かなきゃ…!」と自分に無理強いをしている場合があります。

 

カウンセリングは、ありのままのあなたが生きやすくなるためにあるもの。

無理して頑張ってしまうことは、意味がなくなってしまいますし、逆効果になってしまいます。

 

相談者が自然体でカウンセリングを受けられるよう、カウンセリングの場では床に座って話してみたり、ゲームやお絵かきをしながらカウンセリングをしてみたりなど、さまざまなカウンセリングの方法があります。

時には意味のない行動をしてみるのも良いかもしれません。

それでもつらい時は、担当のカウンセラーに「つらい」と素直な気持ちを伝えてみることも手です。

 

しっかり休む

自分の内面を見つめ続けていると、ずっと自分が緊張下にいるような状況になってしまい、眠れなくなってしまう方もいます。

眠ろう、眠らなきゃ、と思うことが逆の意味に働いて、余計に眠れなくなってしまい、睡眠不足が続いてしまいます。

そして体調不良が自分の内面にも影響をおよぼし、「しんどい」「つらい」「行きたくない」という気持ちへと変わっていき、「こんなにつらいカウンセリングを受ける意味はあるのだろうか…」という思考へ変換していくこともあります。

 

そんな時は自分の内面と向き合うのではなく、いったん体調不良を回復させることに時間を費やしましょう。

 

ただし、自分の力ではどうしても眠れない方もいるかもしれません。

そんな時は、専門家に相談して薬の力を借りてしまうのも一つの方法です。

服用方法などはもちろん専門家に相談したうえで、自分は寝れるという自信を持つだけでも意味のあるものになります。

 

しっかり休息をとった後でも、自分の内面を振り返っていくのでも遅くはありません。

 

カウンセリングの効果的な受け方は?

では、カウンセリングのしんどさを乗り越えて、またカウンセリングに本腰を入れていきたい時、どのようなことを気を付けていけば意味のあるカウンセリングを受けることができるのでしょうか。

こちらでは効果的な受け方3点をご説明していきます。

  • カウンセリングを主体的に受けること
  • 相性の良いカウンセラーを見つけること
  • 最終的な目的・目標を設定すること

 

カウンセリングを主体的に受けること

カウンセリングは、自分の内面にある考え方や行動パターンを変えていくことで、現在相談者に発生している問題・課題を解決し、相談者が生きやすくなるような内面を整えていく効果があります。

通常のカウンセラーであれば相談者が無理なく変われるよう、相談者に対してアドバイスすることはありますが、無意味に何かを強いることはありません。

だからこそ、カウンセリングでは相談者が主体的に動いていかないと意味がなく、何も変わっていかないのです。

 

「カウンセリングには効果がある」と思うほど、カウンセリングの効果が出てきます。

担当カウンセラーを信じて、自分の気持ちを取り繕うことなくカウンセリングを受けていくことが、カウンセリングの意味を発揮していくことになります。

 

相性の良いカウンセラーを見つけること

相性の良くないカウンセラーだと意味のない結果になってしまう場合がありますが、相性が良いカウンセラーだとカウンセリングの効果をより高めてくれるでしょう。

カウンセリングを意味のあるものにするためには、なるべく相性の良くないカウンセラーに当たりたくないですよね。

 

とはいえ、カウンセラーとして活動するには、実は必須の資格はありません。

極端な例でいうと、あなたも「今日からカウンセラーになる!」と宣言してしまえば、カウンセラーになれるのです。

でも、本当に専門家か怪しい人に大切な自分の気持ちを預けることは、危険ですし、カウンセリングの意味をなさなくなってしまいます。

 

そのため、カウンセラーの今までの実績や口コミ、料金などをしっかり確かめておく必要があります。

  • きちんとした経歴があるか
  • どんな相談を受けているか
  • 資格はあるか

など見ながら、信頼できるカウンセラーかどうか見極めていきましょう。

 

症状によっては心療内科や精神科などの機関を頼ることもあるので、そうした外部機関との連携がされているかも見ておくべきところ。

安心してカウンセリングを受けられるよう、事前に情報を集めておきましょう。

 

最終的な目的・目標を設定すること

目指すべき目的・目標というゴールを設定せずカウンセリングを続けていても、意味がないものになってしまいます。

なぜかというと、たどりつきたい将来の自分の姿が曖昧なので何をもってカウンセリングが成功したかわからなくなってしまうからです。

 

具体的な目的・目標を設定することで、カウンセラーもカウンセリングの方向性や意味を相談者に説明しやすく、二人三脚でそのゴールへ向かっていくことができます。

目的・目標があれば、それに近づけば近づくほど「あともう一歩!」と努力できますし、だらだらと無意味に時間やお金を費やしてしまう、ということもなくなるでしょう。

具体的な目的・目標だと治療への計画を立てやすく、小さなステップごとにカウンセリングを進められるので、達成感もあります。

 

しっかりと未来の生き生き活躍している自分を思い描きながら、意味のあるカウンセリングを続けていきましょう。

 

カウンセリング意味はない?しんどい、やめたい時の対処法まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回はカウンセリングは意味のないものなのか、しんどい、やめたい時の対処法をご紹介してきました。

 

カウンセリングを受ける時は、カウンセラーとの相性も考えながら主体性をもってカウンセリングを受けないと意味がないものになってしまいます。

しんどい時はしんどい、やめたい時はやめたいとカウンセラーに伝えても良いので、自然体で受けることでカウンセリングの効果が高まっていきます。

 

そうしてカウンセリングの効果を実感した時は、きっとカウンセリングは意味がない、と思えなくなっているはずですよ♪

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この記事を書いた人

宮田まりこです

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